おもちのキモチ

夫に養ってもらえないので省エネ気味に時々頑張って生きる日常を綴ります。

ベンツに乗っているようなもの

ある日の午前11時、ごみ(社長)は語り出したのだった。本質に迫らないように話を進めるタイプなので、何が言いたいのかを理解することに大変苦労するのだが、注意深く話を聞いて分かったことは次の通り。

 

経営状況が良くない。

コロナ禍前の半分ちょっと超えるくらいしか収益がない。

みんなで協力してどうにかしないと会社が潰れてしまうが潰したくない。

コロナ禍前は収益が右肩上がりでウハウハだった(×10回)。

コロナ禍直後に一番の取引先だった会社から1千万近くを支払ってもらえぬままその会社が潰れ、その痛手を今もまだ引きずっている。

広いオフィスには今ごみ(社長)と経理しか出勤していないが、オフィスを縮小する気はない。なぜならこのオフィスにいるということは、車でいえばベンツに乗っているということを世間に示すようなものだからだ。

そこで、働き方改革をするしかないと思うに至った。

考えた結果、監視ソフトを入れることにした。

1日に何回左クリックしたか、どのフォルダを開いたかなどを見える化することで効率を図っていきたい。

でもみんなを馬車馬のように働かす気はない。

でも監視ソフトは絶対に入れるから。

 

全部に反論できるが、反論し出したら1万文字くらい書いてしまいそうなので、どうしてもこれだけはと思うことだけ書くが、ごみが言う「ベンツに乗っているようなもの」というオフィスはボロボロのオフィスビルであり、「監視ソフトを導入する目的は効率化」とのことだが、そもそも仕事がコロナ禍になってかなり減っているのに効率もくそもない。

 

開いた口が塞がらないというのはまさにこういうこと。震えが止まらなかった。